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季節で違う為替の動きを利益に変える戦術・考え方
- カテゴリ:バイナリーオプション初心者講座
- 更新日 : 2014/07/09
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為替市場には動きがあり、それに伴った流れがあります。その流れを作っているのがインターバンク市場です。その影響力は以前に比べると比較的小さくなり、今ではヘッジファンドなどやその他の外資系の銀行、金融機関動向も大きな影響力を持ち始めているようです。
但し、インターバンク市場の60%以上のシェアを占める上位10行の影響力は今でも絶大でその絶大な影響力を持つ銀行の外為ディーラーの雇用形態によって、外国為替市場は独特の四季を持っているそうです。
4期の分け方としては、「第一四半期(1~3月)」「第二四半期(4~6月)」「第三四半期(7~9月)」「第四四半期(10~12月)」となります。
為替相場の四季を感じる必要性
ほんのわずかな値動きを考える上でも頭に置いておくだけで有利になり、高倍率のバイナリーを狙うにあたってはもっと先を見て、市場の流れや特徴を掴んでおく必要があります。
では、それをどう考えるかです。
外為ディーラーも人間。そうなると個人のスケジュールやバカンスなどを考えるでしょう。ましてやそれが外国人のディーラーなので、日本人とは違って年末年始前まできっちり働くなんということはしないでしょう。
第一四半期(1~3月)
外資系銀行に勤める外為ディーラーやインターバンク市場の外為ディーラーも、プロスポーツ選手のように年契約になっていて毎年1月に新しい契約をするそうです。年末までにどれだけの利益を挙げるかという契約なのだそうですが、その為か1月は様子見をする外為ディーラーも多いみたいですね。1月に大きく動くことが少ないのはこれが影響しているのかもしれません。
2月~3月になると日本では会計年度末、欧米も第一四半期決算となるので市場が動き出し相場のトレンドが出ることもあります。ですが一年中そのトレンドが続くことは少なく結果的に全く逆の結果になることが多くなる傾向が強いです。
第二四半期(4~6月)
私は4月頃から大きな動きが始まり、外為市場もその年のトレンドを明確に表すようになるのではないかと思っております。それはBIS(国際決済銀行)が3年に1度外国為替市場調査を行う基準月を4月にしている事も一因です。
注意しなくてはいけないのが欧米の長期の祝日「イースター」と日本の「ゴールデンウィーク」です。「ゴールデンウィーク」時は容赦なく相場は動き、逆に「イースター」のときは大きな動きは少なくなります。これは外国為替市場全体に占める日本人の割合が約2%しかないことが影響していて外国為替市場は欧米を中心に動いているからです。
5~6月になると3月決算の日本の会社の経営状況が次々と発表され、その影響で円が下がったなどの報道を良く耳にする時期になります。考えてみて貰えたら分かるのですが一社の業績の影響で為替の相場が動くことは滅多にありません。
これだけを見ても動く期間と動かない期間がはっきりとしている時期と言えますね。
第三四半期(7~9月)
この時期の日本と世界との違いはやはりお盆です。日本で会社や銀行が休みの間も取引は行われるので普段働いている人にとってはチャンスでもありピンチでもあります。
実際にあった出来事として、FX最盛期は日本の個人投資家はかなりの資金力をもっているとされていました。主婦やサラリーマンを中心とした個人投資家がです。一時期円安がすすみに進んだ時期があったと思うのですが、それを後押ししていたのがこういった個人投資家だったのではないかと見られています。ですが2007年の8月17日急激な円高にすすみ壊滅的なダメージを受けた。FXをされていた方ならご存知の方もいるとは思います。
何度もいいますが外貨為替市場の中心は日本ではなく海外です。バイナリーオプションではさして影響はありませんが、日本では休みでも海外ではそうではないので動き自体は活発です。
9月末に株式市場ではありますが日本企業の上半期決算、欧米企業も第3四半期決算もあるので、金融マーケット全体としては活気のある時期になります。
第四四半期(10~12月)
外為取引は徐々に縮小し始める時期です。比較的に安定した時期なのですが10月はブラック・マンデーやプラザ合意に代表される劇的な事件がよく起きる月でもあり、アメリカ株式市場が統計的に見て最も暴落することの多い月でもあります。11月は月末から欧米は「サンクス・ギビング」から始まるホリデーシーズンに入るので為替の動きは少なくなります。日本で言う正月のように実家に帰り家族で集まるということですね。
この動きは非常に重要で海外ではこの「サンクスギビング」から始まるホリデーシーズンはかなり重要視されていて、日本の帰省ラッシュの数倍規模になるそうです。そうなると海外のディーラーも休みに入り仕事はあまりしないそうです。つまりは12月までには外為ディーラーは仕事を終えているということになります。大きな動きが少なくなるのはそのためだそうです。
※私は外為ディーラーではありませんので、ネットサーフィンをしたときに得た知識や本を読んで得た知識を元にお話させて頂いてます。ですのでもちろん理由はこれだけではないと思ってください。
為替も欧米の動きに呼応している
取引をする人がいなければ為替の相場は動きにくくなるのはお分かり頂けたと思います。ここで注目したいのは季節にしても祝日にしても欧米中心に外貨為替相場は周るということです。
欧米が休みのときは為替自体の動きも少なくなるのでそこで取引を狙うのも有りですし、逆に日本が休みで動きが激しいときに積極的に流れに乗るというのも有りです。各々の投資の仕方に合わせて投資をして下さい。それが利益を出す近道ではないでしょうか。
手軽にいつでも取引できるのがバイナリーオプションなのです。読めないとき、自分の不得意な流れの時には損失を出さないように取引をしないというのも戦略ですのでしっかりと自分に合った時期を見極めてください。それが後々の利益に繋がります。